お歳暮を両親に贈る必要はある?時期や喜ばれる品物などマナーを紹介
2017/12/05
年末にお世話になった方へ送るお歳暮、ひとり身で会社勤めなどをしたことがない方だとあまり馴染みがなく、結婚を機に初めて意識したという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そう、ご両親へのお歳暮です。そもそも、両親にお歳暮を贈る必要はあるのか?贈るならいつがいいのか?何を贈ればいいのか?
これからも長くつきあっていく身近な存在だからこそ失敗したくないご両親へのお歳暮マナーを紹介します。
お歳暮を両親に贈る必要はある?
これはご両親とのお住まいの距離や日頃の関係によって違います。
ご両親と同居されている場合は基本的にはお歳暮を贈る必要はありません。義理のご両親の場合も同じです。
毎日顔を合わせ一緒に生活している相手に「お歳暮です」と仰々しく形式ばった贈り物をするというのは不自然ですよね。
次にご両親が近くにお住いの場合ですが、この場合は普段のお付き合いの仕方で変わると思います。
近くに住んでいても忙しくてあまり顔を合わせる機会がないのであればお歳暮を持って夫婦2人で挨拶に行き手渡しされるのがいいと思います。配送を使うのは遠方だからであって、そうしなければいけないわけではありません。
お住まいが近くで普段からよくご実家に顔を出している方であれば改まってお歳暮として贈らなくてもいい場合もあります。
ご両親のお誕生日や、旅行に行った際にお土産を渡すなどその都度、感謝の気持ちを伝えたり贈り物をしたりしていればよほどしきたりにうるさくないご家庭であればこれで十分です。
こちらが形式的に贈り物をすると相手方も気を遣いますしね。
ご両親が遠方にお住まいで普段なかなか会う機会のない方は挨拶も兼ねてお歳暮を贈ることをおすすめします。
とはいえ、お歳暮などの年中行事にはそれぞれのご家庭の考え方があると思いますのでまずはご主人と相談されるのがいいお思います。
ご自分のご両親であれば、「私たちからお歳暮って必要?」と直接訪ねてみてもいいでしょう。
全く気にされない方もいらっしゃれば、結婚して家を出たのだからこれからは必要、などそれぞれの考えがあります。
また、ご自分のご両親と義理のご両親がともに別居の場合はそれぞれのご両親に同じ程度のものを贈っておくと後々わだかまりがないですよ。
お歳暮を両親に贈る時期はいつ?
お歳暮は季節の挨拶ですので贈る時期も大切ですよね。
もともとお歳暮は「事始めの日」というお正月の準備を始める12月13~20日までに贈るのがよいとされていました。
でも、最近は11月末ごろから送り始めて12月の初旬には届くなど、送り始めが少し早まっています。
地域によってお歳暮を贈る時期が少し異なりますが年末の忙し時期ですと相手にも迷惑になるので12月20日頃までに届くようにするといいですね。
ただ、贈り物としてお正月用の生鮮食品を贈る場合に限ってはお正月近くに届いた方が保存の手間が省けて親切です。
お歳暮で両親に贈る品物は何がいい?
これも悩むところですね。相手の好みや生活習慣にもよりますが無難で喜ばれるのはやはり食料品です。ただ、何でもいいわけではなく選ぶポイントがあります。
まず、普段の生活で必ず必要になるもの。
例えば調理油やお米、お茶などはおすすめです。ご自分で買い物される時よりもちょっと上等な品を贈ると喜ばれます。毎日の暮らしの中で必ず使うもので日持ちもしますし、あまり好みにも左右されない物です。
喜んでもらえる品がわかったら毎年同じものを贈るようにすると「この時期はお歳暮でいつも送ってくれるから」とあえて買い足さずに待っていてくれたりもします。
地元の特産物や産地直送の果物を贈りたいという方もいると思いますがその場合は贈る食品や相手方の人数に注意が必要です。
あまり日持ちしない物を大量に送っても食べる人数が少ないと無駄にしてしまうこともありますからね。
食品は食べたらなくなる、というのも良いところです。
物を贈るとどうしても保存しなければいけませんし、送り主が家に来た時に無くなっていては失礼だからと気を遣ってなかなか捨てることができません。
食べ物の好みが細かかったり、特別な事情で決まったものしか食べられない、でも喜ぶ品物も思い当たらない・・・
そんな方にはお歳暮用のカタログギフトというのもあります。
相手に好きなものを選んでもらえるので贈る側としても一番気楽に贈れるかもしれませんね。
ただ、どうしても味気ないというか気持ちが伝わりにくいものになるので送ったあとに電話をしたり手紙を添えてあげるといいと思います。
両親へのお歳暮まとめ
お歳暮は一年間お世話になった感謝を表すものですので、儀礼的に考えるのではなく、ご家庭の習慣に合わせてあなたの心遣いが伝わるようにするのが一番です。
無理して送る必要はないですが、贈ったらそれはそれで喜ばれるものです。
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