飛行機が雪で欠航したらどうする?振替の手続きや払い戻しの注意点
飛行機の欠航ってなかなか出くわすものじゃないのでいざ自分の飛行機が飛ばないとなると焦りますよね。
私も初めて自分が乗る飛行機が欠航した時はその後の手続きの仕方がよくわからず、とにかく急がないと空席がなくなるというイメージがあってすごく慌てたことを覚えています。
そこでいざという時に慌てずにすむように、飛行機が雪で欠航したらまず何をすればいいのかや、振り替えや払い戻しの手続きをする時の注意点について紹介します。
飛行機が雪で欠航したらどうする?
自分の乗る便が天候確認中だと本当にソワソワしますよね。飛ぶのか飛ばないのかもわからない状況で、遅延でもいいからどうにか飛んでくれ!と祈ってみたり。
その願いもむなしく残念ながら欠航が決まってしまった場合、オーマイガー(´Д`|||) !!!と心の中では膝から崩れ落ちるくらいの衝撃とショックなんですが、実はここで途方に暮れている場合ではありません。
目的地に着くのが明日でもあさってでもいいというなら話は別ですが、できるだけ早く目的地に到着したいという人はすぐに振り替えの手続きをしなければいけません。
搭乗手続きを済ませている場合は保安検査場を逆流するように外にでて予約していた航空会社のカウンターへ向かいます。
もしトランクなど大きな荷物を預けてしまった場合は一度荷物が出てくるターンテーブルに向かい自分の荷物を受け取ってから航空会社のカウンターに向かいます。
振り替え便は早い者順で空席が埋まっていくので、2人以上のグループでの登場の場合は荷物をとりにいく人とカウンターに並ぶ人の二手にわかれましょう。その際、カウンターに並ぶ人は航空機のチケットや予約のわかるものを忘れずに持っていきましょう。
また、飛行機が欠航になった場合、搭乗手続きをする前でも他の便への変更やチケットの払い戻しは当然してもらえます。
空港にいるならカウンターへ、空港に向かう前なら電話やインターネット、街中にある航空会社のカウンターでも手続きができますよ。
飛行機が欠航したら振替手続きはどううすればいい?
飛行機が欠航した場合の振り替えの手続きに関しては航空会社やチケットの種類によって規約や対応が違ってくるので一概には言えません。
そこで、大手航空会社の一般的な例という感じでここではANAの対応を紹介します。
ANAの場合、悪天候などが理由の予約の変更には手数料はかかりません。
飛行機の欠航が決まって予約変更をする場合は、予約便出発予定日から10日以内に振り替えの手続きが必要で、予約できるのは予約便出発予定日から30日以内の空席がある便です。
すでに空港にいて搭乗予定の便の欠航が決まった場合、多くの人は欠航した便の後のなるべく早い便に乗りたいものなので、その場で手続きをしてなるべく早い振り替え便を確保すれば問題ありません。
飛行機が欠航になった場合の振り替えや払い戻しの手続きは航空会社のカウンター、ウェブサイト、携帯サイト、電話でできます。
雪の影響で欠航便が相次いでいる時は空港のチケットカウンターはものすごく混雑するので、なんとしもて早い振り替え便の座席を確保したいという人の中にはカウンターの列に並びながらスマホを使ってネットや電話での手続きを同時に試みるという人もいます。
ちなみに、ANAでは、復路や乗り継ぎなど他にもANAの航空チケットを予約している場合、悪天候による往路の欠航のせいで予定が狂い帰りの便や乗り継ぎ便に乗れない時はそれらの便についても変更やキャンセルができます。
例えば今日の便で東京に行き、明日の朝一で新千歳に戻るという予定が、往路の羽田行きが欠航して東京に行けなくなってしまった場合などです。
もちろん復路や乗り継ぎ便の変更も手数料はかかりません。
ちなみに、一つの便が欠航になったことで予約していた他の便に乗れなくなっても自動キャンセルにはなりません。必ず空港カウンターや電話などで変更やキャンセルの手続きが必要になります。
手続きをする時は乗るはずの飛行機が雪で欠航になったという理由を必ず伝えてくださいね。
また、正規料金で購入したチケットなどは急ぎでなければオープンチケットに変更して後日利用することもできます。
オープンチケットとは区間(新千歳~羽田など)が決まっていて有効期限内ならいつでも利用できるチケットのことです。
ただ、早割りなど割引価格のチケットは悪天候による振り替えや払い戻しは可能ですが、オープンチケットに変えることはできません。
悪天候による欠航の場合、振り替えや払い戻しはどんな予約でも対応していますが、チケットの種別やグレードによって振り替え、払い戻し以外の対応は違ってくるので航空会社ごとに確認が必要です。
あと、サービスが少なく何かと心配なLCCの場合も雪での欠航なら振り替えか払い戻しをしてもらえます。ただLCCにはオープンチケットはありません。
また、大手航空会社の場合、チケット種別によってはホテル代や食事代などがお見舞金として支払われることがありますが、格安航空会社では悪天候で欠航してもこういった補償は基本一切ありません。
飛行機の欠航の手続きの注意点
このように飛行機が欠航した時の手続きは特に難しいことはないのですが、ツアー旅行の時はちょっと注意が必要です。
ある航空会社が行っているパッケージツアーの場合は航空会社のウェブサイトか各旅行会社に問い合わせで、ウェブで手続きできる期間は予約便出発予定日の前々日から翌日までと極端に短くなったります。
また、添乗員がつく団体旅行の場合は旅行代理店が全ての手続きを引き受けてくれますが、添乗員のいないツアーの場合はカウンターに並んだり宿泊が必要な場合はホテルを探したりというのを自分でする必要がありします。
このあたりも旅行会社やツアーの内容によって対応が変わってくるので申し込んだ旅行会社に聞かないと明確なことはわかりません。
ただ、欠航が決まってから対応策を決定する旅行会社も多いので、欠航が決まる前に問い合わせても確実な回答をされないこともあります。
私のこれまでの経験で言うと、遅れてでもツアーに参加したいなら航空会社がその後の便や翌日の便に振り替えをしてくれることもあったし、ツアーへの参加自体を取りやめることもできました。
ただ、飛行機の欠航が決まってない時点で天候が心配だからと参加をキャンセルするのはお客様都合のキャンセルになるのでキャンセル料がかかったり、支払っていた旅行代金が戻ってこないこともあります。
飛行機が雪で欠航した時の手続きまとめ
雪や台風など悪天候の影響での欠航だとチケットカウンターはものすごく混雑します。特に土日の便が欠航すると週明けから仕事という人も多いので振り替え便を予約するのはものすごく大変です。
どうしてもその日のうちに目的地につかなければいけないという大事な予定があって天候が心配な時は、予約変更ができるチケットなら事前に出発日を繰り上げるというのも一つの策です。
新千歳は雪に強い空港なのでそんなに頻繁に欠航は出ませんが、もしもの時のために手続きの内容を頭に入れておくといざという時に慌てなくてすみますよ。
新千歳空港の冬の欠航状況や雪による欠航の基準などこちらも参考にしてみてくださいね。
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