バレンタインチョコを手作りで郵送するには?賞味期限と梱包方法
バレンタインはなんだかんだいってカップルには一大イベントですから、遠距離恋愛中の彼にもなんとか手作りチョコを送りたいと思うのが女心ですよね。
でも、手作りのお菓子を郵送する機会なんてそうそうないのでいざその状況になってみると意外とわからないことが多いです。
そこで、食べ物を送る時のおすすめの郵送方法や手作りお菓子の賞味期限、お菓子がきれいなまま届く梱包方法など美味しくきれいに手作りお菓子を届ける方法を紹介します。
バレンタインチョコを手作りして郵送するには?
バレンタインに手作りお菓子を送ろうと思った時にまず悩むのが郵送方法ですよね。ふつうの郵便や宅急便で送っていいのか、クール便にするべきか迷います。
値段もだいぶ違ってくるので遠方だとふつうの郵便で送りたいところ、でも、バレンタインに手作りのお菓子を郵送する場合は常温保存できるお菓子でもクール便でお願いするのが安心です。
バレンタインは2月で気温が低い時期とはいえ、移動中に荷物はいろいろな所で保管されて温度の変化もあるので食品が傷む可能性は十分あります。
郵便や宅急便の荷物には室内での仕分け作業が何度もあります。人の手で仕分けする場合、場所によっては20℃を越える温度の部屋に何時間もとどまることになります。遠方への配達の場合は3日くらいかかることもあるのでやっぱりお菓子のいたみが気になりますよね。
中でもふつうの郵便の場合は集荷、仕分けの段階で上下さかさまになったり、上に物が重なる心配があります。「天地無用」とか「割れ物」と書いても関係ないです。
当然、常に常温で保存されるし、お届けも相手の家のポストに投函です。手作りのお菓子で作ってから数日経っている上にポストに届いた食べ物を食べたいと思うかどうか・・・。
一方で、宅急便で時間指定で送ったとしても相手が仕事で不在だったり、休日でも疲れて寝ていてすぐには受け取れなかったということもあります。
それに、ふつうの郵便や宅急便は受け取ってもすぐに中身を確認しないこともありその間にお菓子がいたむこともあります。でも、クール便なら受け取る相手にも荷物が食べ物だとわかりやすいです。
そういったことを考えるとどんなお菓子でもクールやチルド便で送ったほうが安心です。
ちなみに、クール便やチルド便の違いは会社ごとの呼び方と設定温度の違いになります。
クロネコヤマトと佐川急便はクール便という名前のサービスで、ヤマトは0℃~10℃、佐川は2℃~10℃で保管します。
ゆうパックはチルドゆうパックという名前で、0℃~5℃で管理されています。食品保存基準でチルドは5℃以下と決められているからです。
クール便もチルド便も通常は冷蔵です。もし冷凍で送りたい場合は荷物を送るときに「冷凍で」と伝える必要があります。ヤマト、佐川、郵便局はどこもクール便、チルド便という名前で冷蔵と冷凍の両方のサービスを取り扱ってますよ。
バレンタインチョコを手作りしたら賞味期限はどれくらい?
ところで、宅急便の場合、近くなら翌日に届きますが東京からの発送でも北海道や沖縄に荷物を送るとなると2~3日かかることがあります。そうなると気になるのが手作りのお菓子の賞味期限です。
ハンドメイドのお菓子は保存料を使っていないし、調理中の衛生管理も完璧でないことが多いので市販のお菓子と比べると賞味期限がものすごく短いです。
生チョコやトリュフは2~3日、チョコレートだけで作った型抜きチョコで4~5日、シフォンケーキやブラウニー、パウンドケーキ、クッキーといった焼き菓子で1週間ほどです。
生チョコやトリュフは形が崩れにくいので郵送向きともいえるんですが、材料に生クリームを使っているので日持ちしません。生クリームは傷みが早いのでショートケーキやチョコレートケーキなどはやめたほうがいいですね。
比較的長持ちする焼き菓子でも油を多く含むパイなどは手作りの場合だと油分の酸化が早いので味が落ちてしまいます。
また、ベイクドチーズケーキは焼いていますが材料に生クリームやチーズなど傷みやすい乳製品が多いし、出来上がったケーキもやわらかいので型崩れしやすいです。レアチーズケーキは焼いていないので日持ちもしません。
あと、フルーツなど水分の多い生の食材は傷みやすく食中毒が心配なので郵送するお菓子には避けたほうがいいです。
手作りお菓子の賞味期限についてはこちらにまとめているので参考にどうぞ♪
★バレンタインの手作りの日持はどれくらい?賞味期限と保存方法⇒
手作りお菓子を郵送する時の梱包方法
バレンタインのプレゼントとして心をこめて手作りしたお菓子ですから割れたりつぶれたりせずにきれいなまま届けたいですよね。
そのためには包装やラッピングも念入りにしておいたほうが安心です。
基本はチョコや焼き菓子1個ずつを個包装にしてからラッピング用の箱に入れます。それを緩衝材といっしょに郵送用の箱に詰めます。
チョコを一つずつ包むにはワックスペーパーがあると便利です。蝋をしみこませた薄い紙でグラシン紙とかパラフィン紙と呼ばれることもあります。紙自体は薄いですがチョコどうしがくっついたり、箱の中で動くのを抑えられます。ワックスペーパーは柄や模様のかわいいものが100均などでも売られてますよ。
クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子は一切れずつ袋に入れます。小分けにする袋1つ1つに乾燥剤を入れると湿気って味が落ちるのを防げます。
それを丈夫なクッション材を敷いたラッピング用の箱に詰めていきます。100円ショップのラッピングコーナーに行くと紙を細かく切ったようなクッション材と箱のセットなどが売られてますよ。
詰める時はそれぞれがぶつかり合わないように気をつけましょう。ケーキ類は柔らかいので郵送時に箱の中で揺れるだけで形が崩れてしまいます。クッション材をしっかり敷き詰めてお菓子が動かないようにするのがポイントです。
クッキーも箱の中で動くと割れやすいですが、逆に箱いっぱいにギュウギュウに詰めようとするとその時点で割れてしまうこともあります。緩衝材を上手に使ってクッキーとクッキーの間を埋めましょう。
最後にプチプチのついた緩衝材などを敷き詰めた郵送用の箱に詰めます。
郵送用の箱はダンボールなどしっかり強度のある箱を選びましょう。柔らかい箱だと上に荷物を重ねられてしまったときにつぶれてしまう可能性があります。
ちなみに、クール便やチルド便で郵送する時は梱包する前にあらかじめお菓子を冷やしておく必要があるので気をつけてくださいね。
宅配便会社は荷物を受け取って冷蔵庫に入れてくれますが、常温のままのお菓子を梱包しちゃうと冷蔵庫のパワーではダンボールの中まで冷やすことができません。
少なくとも梱包する数時間前に冷蔵庫に入れてしっかり冷やしておきましょう。お菓子が冷えていればダンボールの中に保冷材を入れる必要はありません。家から郵便局などの持ち運びが長い場合はダンボールの周りに保冷材をおいて持っていきましょう。
あと、ふつうの宅配便はコンビニなどからも出せますが、クール便は集荷場所か営業所からしか出せません。チルドゆうパックも保冷施設がない郵便局からは出せないので事前に確認しておいたほうがいいですよ。
余談ですが、郵便局から出す場合は発送する時に「チルドで壊れ物でお願いします」というと無料で壊れ物シールと生ものシールを貼ってくれます。シールが貼られていても完璧ではないですがそれなりに丁寧に配送してくれます。
バレンタインに手作りチョコを郵送する方法まとめ
クール便やチルド便は送料が高くなってしまいますがバレンタインのプレゼントで人の口に入るものなのでできるだけ安全に届く方法が一番です。
荷物は届いたけど中身が食べられない状態だったというのでは残念ですし、確実な方法を選んだほうが受け取る彼はもちろん自分自身も安心です。
バレンタインということだし、愛があるなら送料はケチらないことをおすすめします。
手作りお菓子の場合、きちんと作るのもお菓子を日持ちさせるポイントになるのお菓子作りの初心者さんはこちらも参考にどうぞ♪
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