ハッカ油の虫除けスプレーをエタノールなしで作ってみた感想
2018/07/25
暖かくなってきて風が気持ちいい季節になると窓を開けたまま過ごす時間が多くなりますよね。そんな時に気になるのが小さな虫です。網戸を閉めていても小虫が入ってくるので嫌だなあと思ってました。
でも薬剤たっぷりの市販の虫除けは体に悪そうで使いたくない・・・そこでいま話題のハッカ油の虫除けスプレーを作ってみることにしました!
ハッカ油の虫除けスプレーを使ってみた感想と、材料の集め方や作り方で失敗したことやポイントなども紹介しますのでこれから挑戦する方は参考にしてみてくださいね。
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★ハッカ油の虫除けで原液を使う方法はを試してみた!ゴキブリにも効果的?⇒
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ハッカ油の虫除けスプレーをエタノールなしで作ってみた感想
薬剤が入っていないので子供がいても安心使えると話題のハッカ油虫除けスプレー、今回はエタノールなしなので材料はいたってシンプルです。
【材料】
・精製水
・ハッカ油
・スプレー容器
作り方も簡単です。なんてったって材料を混ぜるだけですから笑
分量はハッカ油スプレーのレシピによってまちまちで、精製水90mlに対して無水エタノール10ml、ハッカ油20~60滴という感じです。
今回は無水エタノールを使わないので精製水約100mlに対して、ひとまずハッカ油を30滴ほど垂らしてみました。
これだけでもかなりの匂いがします。60滴も入れたら相当ハッカ油の香りがきつくになると思いますよ。
無水エタノールを入れずに精製水とハッカ油だけ混ぜると水が少しだけ白く濁ります。でも特に問題ありません。確かに水と油が分離した感じにはなっているんですが、使うときによく振ってから吹きかければ大丈夫です。
ハッカ油の虫除けスプレーを使ってみた感想
ハッカ油スプレーの感想
早速、網戸に吹きかけてみました。
香りは昔食べたドロップのハッカ味の香りそのままです。すーっと爽やかな香りが部屋中に広がります。これは市販の虫除けにはない爽やかさですね~。
香りは、はじめ強いんですが30分もするとわからなくなります。網戸に何度も吹きかけているとその成分が残るので香りがなくても効果はあるようなんですが、一説によるとハッカが香っていないと効果がないということで、香りがなくなったらまた吹きかけないといけないとのことでした。
窓を開けていて小さな虫が入ってくることが多いのは夜なので、その効果を試すべく、夜、窓を開けて網戸にして過ごしてみました。
何も対策せずに窓を開けたまま過ごしているとたいてい3~4匹は部屋の中を小さな虫が飛び回っているんですけれど、ハッカ油スプレーをしたら一匹も虫が入ってきませんでした、やったー!
ハッカ油スプレーを吹きかけたのは昼間に一回と夜になってから一回で香りはなくなってしまってますが、どうやら虫除けの効果はあったみたいです。
その後、何日か試してみましたがやっぱり小虫は見当たりません♪
作り置きについて
ハッカ油スプレーは時間がたつと香りが変化したり、なくなったりしてしまうということです。なので一度作ったら1週間から10日くらいで使い切るのがベスト。
私はいろいろ調べる前に作り置きする気満々でかなり大きなボトルを買ってしまったんですが、実はジャストサイズは手に収まるくらいの小さいサイズのスプレー容器でした。
水について
ハッカ油の虫除けスプレーを作る時に材料に精製水とあるのですが、実はこれも水道水に置き換えることができます。
精製水と水道水を使いわけることで香りに違いがでるということなんですが、正直、私にはそんな差は微妙すぎて感じられませんでした。
作り置きして時間が経つと多少変化があるのかもしれませんが、今、東京の水道水は浄水器をつけなくても飲めるというのが売りなぐらいきれいな水なので、そんな目に見えての違いはでないというのが私の感想です。
肌に直接吹きかけたい人で材料にもしっかりこだわりたいという人は精製水を買ったほうがいいと思いますが、網戸や玄関、虫の出そうなゴミ箱周りなどにスプレーするように使うのであれば水道水でも十分だと私は思います。
肌にかける虫よけ
ハッカの虫除けスプレーを肌に吹きかけて使いたいという人もいますよね。薬剤が入っていないので子供や赤ちゃんでも使えるという評判ですし。
でもハッカ油スプレーはなかなか香りがきついです。これは嫌いな人だと耐えられないかもしれないですね。子どもや赤ちゃんならなおさらです。
それに私はふだん香水をつけるんですけど、その香りとハッカ油スプレーの香りが一緒になるとちょっと変な臭いになってしまうのでふだん体につける虫除けとしてはちょっときついかなと思いました。
また、エッセンシャルオイルは刺激が強いので素肌につけるとかぶれてしまったり痛くなったりということもあるんですよね。
もちろん水で薄めているので直接精油をつけるわけではないんですけど、肌が弱い人や敏感な人は気を付けないと肌トラブルが起こることがありますよ。
なので肌につける虫除けとして使いたい場合はハッカ油の量を少なめにするとか、もしくは肌ではなく洋服や帽子、赤ちゃんであればベビーカーなど身の周りのものにスプレーするといいですよ。
スプレーじゃなくハッカ油そのもののが効果的?
今回、私は緑色のボトルを買ってあったんですが、無水エタノールを入れないとどんな変化があるのかというのを見たかったので、材料をいきなりボトルに入れずにまず空のペットボトルで作ってみました。
精製水をいれたところにハッカ油を垂らしてふって混ぜる、出来上がったものを観察、そして中身を別のボトルに移しました。
で、ペットボトルはもう捨てても良かったんですが、ここで気づきました。作ったハッカ油スプレーよりも圧倒的にこのペットボトルが一番ハッカの香りがすると笑
ハッカ油の原液がついているからか、ものすごくよく香ります。
で、ためしにそのまま玄関の端においておきました。
すると、はっか油スプレーは30分ほどで香りがしなくなるのに対して、ハッカ油の原液がついたペットボトルは数日たっても強烈に香ってます。
これはもしや・・・ずぼらな私は思いました。
はっか油の匂いが嫌じゃなければ玄関などはスプレーじゃなくてアロマみたいにハッカ油の原液を垂らしておいたほうが効果があるのかも!
ハッカ油の香が強すぎると体にも良くないし、部屋がずっとハッカのにおいだとちょっと嫌だなと思うんですけど、玄関は戸の開け閉めも多く空気が入れ替わるし、蚊も入ってきやすいので原液を垂らすというのを試してみようかなと思ってます。
★ハッカ油の虫除けで原液を使う方法はを試してみた!ゴキブリにも効果的?⇒
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方の失敗と注意点
今回はエタノールなしでハッカスプレーを作りましたが、実は材料の買い出しに行く前は無水エタノールも使って作ろうと思ってたんです。
なので、材料としては精製水、無水エタノール、ハッカ油ですね。
まぁ材料も少ないし、作り方もはっきりいって混ぜるだけなので超簡単!と、たかをくくっていたんですが、これが意外と材料を集める時点で失敗が多く大変なところがありました。
この過程で無水エタノールなしのハッカ油スプレーにしようということになったので、そのこぼれ話です。
ハッカ油でスプレー容器がとける!?
まず出鼻をくじかれたのがハッカ油の虫除けを入れるための容器です。
実は材料を調べる前に「そうだ、ハッカ油の虫除けスプレーを作ろう!」と思いたって、先日100均に寄った時に使えそうなスプレー容器を買っておいたんですよね。
が、危うくここで失敗するところでした。
ハッカ油スプレーの作り方をよくよく調べてみると、実はハッカ油にはある種類のプラスチックを溶かす効果があるというのです!びっくりですよね。
ハッカ油が溶かしてしまうのはポリスチレン ps という素材です。
よくよく確認すると100均などで売っている安いスプレーボトルでもポリプロピレンやポリエチレンという素材であれば大丈夫ということでした。
まじかー100円無駄にしちゃったかも(;;)たかが100円、されど100円・・・と思ったんですが、今回私が買ったスプレー容器は無事そのまま使うことができることが分かりました。
他にもガラス製や陶器、耐油性、耐アルコール性の容器であれば問題なく使えます。
ご利用は計画的に、って感じですね笑
ハッカ油の売り場が見つからない
で、残る精製水、無水エタノール、ハッカ油を揃えようと思ったんですが、これって普段あまりドラッグストアなどでも目にしない商品たちですよね。本当に全部揃えられるのかなあ?と思いました。
ネットショッピングなど通販で買えばあっという間に全部簡単に揃えられるんですけど、思い立ったら吉日というか、今日作りたい!今作りたい!という感じなので、ひとまず、あるかどうかわかりませんが買い物に行ってみました。
私の家の近くで材料が買えそうなお店はマツモトキヨシ、サンドラッグ、西友があります。ひとまず一番近くのマツモトキヨシに行ってみました。
お店の人に聞けば一瞬で材料があるかどうかわかるんですが、今回必要な無水エタノールやハッカ油はメーカーや大きさなど商品によって値段がだいぶ変わるので、見つけてもらっても高かったら買いたくないなと思ってまずは自分で探してみました。
お店の中をは端から端までぐるぐる回っているうちにまず見つけたのが精製水です。これは100円で買えました。
ちなみに精製水は他の店でも見つけることができて、どこのお店でもコンタクトの洗浄液の売り場に並んでいましたよ。安い所では80円台で買えるところもありました。
マツモトキヨシでは無水エタノールとハッカ油は見つけられませんでした。
というわけでついてサンドラッグへ。でも精製水しか見つけられませんでした。
残すは西友です。
また売り場をウロウロしていたんですが、そもそもハッカ油ってふだんあんまり見ることないですよね。
以前、北海道の知床に旅行に行った時にハッカが名産の北見市が近くにあるということで空港やお土産売り場にたくさん並んでいたんですが、それ以来ハッカ油ってみたことありません。東京の店頭では見ないですよね。そんなに簡単に見つかるものなんだろうかと。
最悪、ハッカ油が見つからなかったらどうしようかな?と考え始めました。
で、近くの駅ビルに無印良品が入ってるんですが、そこには沢山のエッセンシャルオイルが売られているのでミントだったらあるかもしれないなと思いついたんです。
ここで、「ミントもハッカもスースーする感じだけどハッカとミントって違うのかな?」という疑問が浮かびました。
調べてみると ハッカはシソ科ハッカ属の中の日本ハッカとペパーミントを指すそうです。日本の場合は日本薄荷が古くからお菓子なんかに使われてきました。
一方でミントはシソ科のハッカ属、メンタ属、ミント属といった植物の総称ということです。なので香り成分などに多少違いはありますが基本的にはハッカもミントも同じ仲間ということですね。
なので、最悪、ハッカ油が見つからなかったらミントのエッセンシャルオイルで作ろうかなーと思っていたところ、突然目の前にハッカ油が出てきました笑
ハッカ油も季節商品なんですね。何の脈略もなく空いてる所に売り場が設置されているという感じでした。
今回は20mlで600円ほどのハッカ油を買いました。
そして、最後まで一向に見つからなかったのが無水エタノールです。
そもそも無水エタノールってなんなのさ!って話なんですよね。ハッカ油の虫除けスプレーの作り方をいくつか見ていたんですが中には無水エタノールを使わないものもありました。この違いは何なんだろうと。
で、改めてしっかり調べてみると、無水エタノールを使うことでハッカ油を水に溶けやすくするという効果があるということでした。
ということはつまり、水とハッカ油が分離してもよければ無水エタノールは必要ないんじゃないかと思った瞬間にパッと目に飛び込んできたのがこのフレーズです。
「虫除け対策に水で薄めて吹きかけるだけ!」
え!それでいいんじゃん!と笑
というわけで今回は無水エタノールなしで作ってみることにしました。
そんなこんなで、ふだん使い慣れない材料が多いのでいきなり買い物に行くと品探しにお店をはしごしなきゃという感じでした。実は作るのは数分で終わるので買出しのが大変っていう感じでしたね。
ハッカ油スプレーの虫除けまとめ
ハッカ油を垂らす量にもよりますが、ハッカ油を1瓶買えば10回20回と虫除けスプレーを作ることができるのでコストパフォーマンスとしてはバッチリだと思います。香りが独特なので好き嫌いが分かれるところですが、作り方も簡単ですし体にも害のない虫除けスプレーなので一度試してみる価値はありだと思いますよ。