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飛行機はどのくらいの雪で欠航する?欠航の基準と新千歳空港の雪対策

飛行機 どのくらいの雪で欠航 新千歳空港

北海道への行き来には飛行機での移動が基本なので冬は雪による飛行機の欠航がすごく気になりますよね。

飛行機の欠航は空港近くの天候に大きく左右されるので冬の北海道の一面の銀世界を見ると心配になる人も多いと思います。

そこで、どれくらいの雪で欠航してしまうのかや飛行機の欠航が決まる基準、さらに新千歳空港の雪への対策について紹介します。

新千歳空港の冬の欠航率と飛行機が欠航したらどうなる?北海道旅行記⇒

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飛行機はどのくらいの雪で欠航する?

雪の影響で飛行機が欠航する場合、まずはじめに思い浮かべるのが滑走路への積雪ですよね。大雪のニュースなどで空港が映るとそれこそ一面銀世界で「こりゃ飛べないな・・・」とガッカリしたりするものです。

では、いったいどれくらい雪が積もったら飛行機の離発着ができなくなるのか、気になりますよね。

実は雪による滑走路への影響としては積雪量はもちろんですが、加えて雪の質が関係してきます。

雪の質の考え方としては大きく分けると3段階あります。

Slush:水分を充分に含んでいて蹴ると水しぶきがあがる状態
Wet snow:水分を多く含んでいて握ると水が出てくる状態
Dry snow:乾いていて降ってからあまり時間が経っていない状態

この3段階の雪の質と積雪量を組み合わせて国土交通省が決めた飛行機の欠航の基準がこれです。

積雪1.3cm以上で水あるいはSlush
積雪5.1cm以上のWet snow
積雪7.1cm以上のDry snow
積雪15.3cm以上のDry snow

この基準に満たなくても大雪の場合は滑走路の除雪に時間がかかり、飛行機の離発着時間までに除雪が終わらず遅延や欠航になることもあります。

離陸と着陸の両方に影響するので飛行機の出発時間に到着空港がすでに雪でこのような状態になっている時は出発空港が晴れていても欠航ということがありえます。

飛行機が雪で欠航する時の基準

飛行機が雪で欠航する時の基準は滑走路だけの問題ではありません。

まず、飛行機の機体自体にトラブルが発生することがあります。

飛行機の機体で雪の影響を受けるのは翼の部分。飛行機の翼に雪が積もったり、そのまま固まって氷になってしまうと飛行機が飛べなくなってしまうことがあるんです。

というのも、飛行機は翼の上下に風を流すことで機体を押し上げるように、上向きに働く揚力を生み出します。でも、その大事な翼に雪が積もると翼の表面の形が変わってしまい浮き上がる力が発生しなくなってしまうんです。

そのため、雪が降ると対処法としてまず飛行機の翼についた雪や氷にお湯をかけて溶かします。さらに翼で雪が凍らないようにする為に除氷液をかけて対策します。

でも雪が降り続き気温が下がると除氷液の効果を十分に発揮できないことがあるし、新千歳や羽田では便数が多いのでこの作業が間に合わないことで遅延や欠航になる場合もあります。

次に強風や視界の悪さの問題です。

雪の日は風が強いことが多いです。飛行機は飛び立ってしまえば風の影響はそれほど受けませんが、離発着時の強風は大きな事故を引き起こす恐れがあるため欠航になることがあります。

ちなみに、離発着時の横風制限は機種によって違うので前の便は飛べたけど次の便は飛べないなんてこともあります。

さらに雪が降っていると当然、視界も悪くなります。

前が見えない状態での飛行機の操縦はパイロットの技術が必要になるし、何よりものすごく危険です。

視界不良による欠航についても基準は航空会社によって多少の差があります。

また、欠航を決める最終的な判断は現場の機長やパイロットに委ねられることが多いので、同じ航空会社でも人によって判断基準はそれぞれで一人一人の経験の差で違いが出ることもあります。

なので、他の便が飛べても自分の便だけ欠航するという残念な事態も時には起こりえます。


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新千歳空港の雪対策

そうは言うものの、私も北海道に住んでいる間、冬場に何度も新千歳空港から飛行機を利用しましたが一度も欠航にあったことはありません。わりとちゃんと飛んでいるので安心してくださいね。

災害レベルの大雪や強風の場合はどうしようもありませんが、新千歳空港はもともと降雪量の多い雪国の空港で、なおかつ千歳には自衛隊の基地もあることから除雪設備はかなり充実しています。

新千歳空港では冬になると様々なタイプの除雪車を83台も使って24時間態勢で除雪を行っています。

ちなみに、新千歳空港では20センチの雪の積もった滑走路を40分ほどで除雪できます。よくわからないかもしれませんが、これはかなり驚異的なスピードです。

新千歳空港の滑走路は1本が長さ3000m、幅60mで単純に計算すると広さが180,000平方メートルとかなり広大です。よく言うわかりやすい例えをすると東京ドーム約4個分の広さです。

この広さで20センチの雪が積もった場合、雪に弱い東京の羽田空港なら10時間くらいかけても除雪が終わるかどうかという感じなので、新千歳空港の40分で除雪というのはものすごい速さなんですよ。

さらに滑走路が1本しかない空港だとその滑走路が雪で使えなくなると空港自体が閉鎖してしまいますが、新千歳空港には4本の滑走路があるので使える滑走路が減って遅延になることはあっても空港が完全に閉鎖して使えなくなるということは少ないです。

雪による飛行機の欠航まとめ

一言に雪の影響による欠航といってもその日、その時になってみないと何がどう影響してくるかはわからないものです。

ただ、雪国にある新千歳空港は雪対策は念入りにしているし、国内3位の発着数を誇る空港なのでそう簡単に欠航は出しません。

新千歳空港の冬の欠航状況が気になる方はこちらも参考にどうぞ♪
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