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災害用伝言ダイヤルとは?使い方や体験利用と注意事項

2017/07/20

災害用伝言ダイヤル 使い方 体験利用
地震など大きな災害の時に家族の安否確認ではなるべく早く確実な情報を得たいですよね。

そんな時に使われるサービスで最も有名なものがNTT東西が提供している災害用伝言ダイヤル171です。でも、ふだんは使う機会がなく説明を読んでもわかりにくいところが多いんですよね。

そこで、改めて災害用伝言ダイヤルのシステムや使い方、利用する時の注意事項などについてまとめておきます。

地震で家族の安否確認にはこれ!メールや災害時のSNSの使い方⇒

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災害用伝言ダイヤルとは?

まずは災害用伝言ダイヤルの基本情報についてまとめます。

利用できる電話

「災害用伝言ダイヤルがご利用可能な電話」というのは災害用伝言ダイヤルで伝言を録音、再生できる電話ということです。

NTT加入電話、INSネット、公衆電話、ひかり電話、災害時にNTTが避難所などに設置する災害時用公衆電話になります。

携帯電話・PHSからも利用できるとのことですが、「詳しくはお客様がご契約されている通信事業者へご確認をお願いします。」という文言があり全ての携帯電話が対応というわけではありません。

なので、携帯電話に関しては事前に確認しておいたほうがいいですね。

伝言の録音ができる電話番号(被災地電話番号)

ここがややこしいところなんですが、録音のために「利用できる電話」と「利用できる電話番号」は違います。

伝言の「録音ができる電話番号」は、都道府県単位でわけられた被災地にある固定電話の番号と携帯電話・PHS・IP電話の電話番号ということです。固定電話の番号は市外局番から入力します。

どういうことか、もう少し詳しく説明しますね。

例えば、東京が被災地と指定されたとして、家族の居住地が東京、実家が北海道だとします。

その場合、居住地の東京の電話でも、北海道の実家の電話でも、それぞれの携帯でも伝言の再生はできます。

でも、録音を残すために登録する電話番号は東京の電話番号のみ有効ということです。間違えて北海道の実家の電話番号を入力して伝言を残そうとしても録音できないということになります。

伝言の録音時間と蓄積数

伝言の録音時間は1伝言あたり30秒以内です。

1電話番号あたり1~20程の伝言が録音できます。録音数の上限はその時によって違います。

録音する伝言の数が上限をこえると古い伝言に上書きする形で録音されます。録音された伝言は災害用伝言ダイヤル(171)の運用期間終了まで保存されます。

一度録音した伝言は自分で消去することはできません。

暗証番号

録音した伝言を家族や親戚など一部の人だけで確認できるようにしたい場合に4桁の暗証番号を設定することができます。

ただ、設定した暗証番号を忘れてしまってもNTTでは暗証番号を解除できないので自己責任になります。

暗証番号を設定したいと思っている場合はあらかじめ家族などで番号を決めて絶対に忘れないようにしておく必要があります。

災害用伝言板(web171)との連携

災害用伝言ダイヤルとNTT東西がネット上で提供する災害用伝言板(web171)は連携していて、登録された伝言内容をそれぞれで確認することができます。

災害用伝言ダイヤルに登録された伝言は災害用伝言板(web171)で音声ファイルとして再生可能、災害用伝言板(web171)に登録された伝言(テキスト)は音声変換の上、災害用伝言ダイヤルで再生できます。

利用料金

公衆電話を含むNTT東日本・NTT西日本の電話サービスから伝言の録音・再生をする場合の通話料は無料です。

携帯電話などNTT以外の通信事業者の電話、携帯電話やPHSから発信する場合の料金はそれぞれの会社に確認しないと無料かどうかはわかりません。

NTTの伝言録音等のセンタ利用料は無料です。

災害用伝言ダイヤルの使い方や体験利用

災害用伝言ダイヤル171の基本的な使い方

災害用伝言ダイヤルは申し込み手続きや特別な契約は必要なく、災害時にサービスが運用されるようになれば誰でも利用できます。

①「171」をダイヤルする

②「1」録音、「2」再生」「3」暗証番号ありの録音、「4」暗証番号ありの再生のどれかを選択

③伝言を残す被災地の電話番号を入力

④メッセージの入力、再生

「171」をダイヤルすればあとは音声ガイダンスにしたがって操作するだけなので難しいことはありません。

心配な人はこちらから基本操作方法がかかれたPDFを入手できますよ。流れるガイダンスなども細かく書かれているので一度目を通しておくと安心です。

災害用伝言ダイヤルの基本操作方法PDF⇒

災害用伝言ダイヤルの操作上の注意事項

市外局番

「災害用伝言ダイヤル」に登録できる電話番号で被災地内の固定電話の番号を利用する場合、被災地内から利用する場合でも固定電話番号は必ず市外局番から入力する必要があります。

録音は被災地優先

災害発生当初は被災地からの伝言の録音を優先することがあります。この場合、被災地以外からの録音が一時制限されて、再生のみになることがあります。

自宅の電話が壊れても使える

地震で自宅の固定電話が壊れると災害用伝言ダイヤルも使えなくなると心配される方がいるのですが、被災した自宅の電話機や電話線が破損しても災害用伝言ダイヤルのサービスは使えます。

災害用伝言ダイヤルでは被災地外の伝言センターに録音を残します。被災地の誰の録音なのかというのを区別するために自宅の番号などを入力しますが、自宅の電話機や電話回線を利用して伝言を残すわけではありません。

もちろん、その壊れた電話機からの再生・録音はできませんよ。

災害用伝言ダイヤルの体験利用

災害用伝言ダイヤル171には災害の時意外に体験で使えるように「体験利用日」が設定されています。事前に、家族で練習しておくと使い方はもちろん、携帯利用の可否などいざというときに安心ですよ。

【体験利用日】

毎月1日,15日 00:00~24:00
正月三が日 (1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間 (8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間 (1月15日9:00~1月21日17:00)


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災害用伝言ダイヤルの注意事項

災害用伝言ダイヤルの運用

災害用伝言ダイヤル171は震度6弱以上の地震発生時にだいたい30分を目途に利用できるようになります。

震度5強以下の地震やその他の災害発生時には、電話の通信状況などをふまえてNTT東西がシステムの提供の判断を行います。

家族で使う番号を決めておく

家族の中でどの電話番号に伝言を残すのかあらかじめ決めておくことが大切です。暗証番号を設定する場合はその番号も忘れずに覚えておきましょう。

災害用伝言ダイヤル171のデメリット

災害用伝言ダイヤル171は災害発生直後は使えない

災害用伝言ダイヤルはNTTが提供している安否確認のシステムになるので電話が使えない状況では利用できません。

大震災などの発生直後は停電や電話の基地局の損壊などで被災地では電話が使えなくなることが多々あります。

また、被災地にいる人への安否確認のために全国から電話やメールが殺到するので回線がパンクするということもあります。

その地域の被災状況などにもよりますが、東日本大震災では避難所にNTTの災害用公衆電話が設置されるまでに10日ほどかかったりしています。

そのため、震災直後に家族の安否確認を即座にとるためには災害用伝言ダイヤルはあまり有効ではありません。

もし携帯メールやネットでSNSが使えるのであれがそちらのほうが断然早いです。

ただ、大きな災害の場合、携帯電話が壊れたり、失くしてしまったり、携帯電話は手元にあっても充電ができないということもあります。

今は携帯電話の中に電話番号やメールアドレスなど全ての情報が入っているので家族の携帯番号やアドレスを覚えているという人はなかなかいないですよね。

そんな時に家族みんなが覚えている実家や自分の家の固定電話の番号に伝言を残せるというのは役に立ちます。たとえ時間がかかったとしても確実に安否情報を届けられますからね。

また、災害用伝言ダイヤル171の伝言センタは被災地外に設置するので、被災地への電話が混み合っていてもつながり易くなっているとのことです。

基本的に日本国内のみのサービス

災害用伝言ダイヤル171は日本語のみで、英語のガイダンスはありません。また、日本国内であればどこからでも伝言の再生ができますが、海外からは利用できまん。

自分から進んで安否情報を録音する

被災地では電話が使えるようになるまでに時間がかかることもあり、どうしても被災地からの録音よりも被災地以外の地域からの安否の確認のほうが多くなります。

被災してしまった人はもちろん大変ですが、被災地の状況がわからず安否確認の取れない親族がいる人もとても心配だし必死で連絡をとろうとします。

被災地域では自分や周りのことを優先に安全を確保するのが第一ですが、状況が落ち着いてきたら被災地外にいる家族や親戚に確実に安否情報を届けるためにも、自分から進んで災害伝言ダイヤルにメッセージを残しましょう。

震災発生から時間が経っていてもそれを聞いた家族は安心しますし、被災地への電話を減らすなど回線の混乱を落ち着かせるにも大事です。

災害用伝言ダイヤルとは?使い方と注意事項まとめ

災害用伝言ダイヤルは災害時に家族の安否確認を確実に行うのに役立つ方法の1つです。確実に安否情報を残すためにも災害用伝言ダイヤルの使い方や、伝言を残す電話番号を事前に家族で確認しておきましょう。体験利用で練習しておくといざという時も落ち着いて行動できますよ。

地震で家族の安否確認にはこれ!メールや災害時のSNSの使い方⇒

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